祖父・父が

歩んだ

表具の道

進む

表具師 丸山 創一

伝統工芸士(京表具)、一級技能士

  • 表具師三代目として。
    祖父が始めた襖の貼り替え仕事。父が掛け軸・屏風の制作と修復や絵の修復仕事。産まれた頃から仕事が遊び場。物作りが日常の中にある、そんな環境の中で育つ。自然な流れで高校を卒業してから表具の世界へ。
  • 東京で修行先を探したが、京都の材料屋さんの紹介で京都での修行を決める。父の体調の都合で4年間の修行を終える。神奈川県川崎市の実家「観玉堂」へ戻る。1年間父と共に仕事をする。
    父の他界後、4年間川崎で表具の仕事をする。

観玉堂

という

神輿を担ぐ

表具師の仕事
お寺、お茶室の襖・障子の貼替えや内装仕事。主に作業場で貼替えや仕立て直しの作業を行い、現場に納める。納め先は北海道、関東、九州など場所を問わず出向く。海外ではワシントンでは裏千家のお茶室の腰貼り・襖の納め、インドでは日本大使館のお茶室の仕事なども行った。

掛け軸は古い裂(きれ)の裏打ちの仕立て直しや、書や作品を新たに掛け軸にする仕事などを主に行う。掛け軸の制作では書や作品が主役になるように、裂の柄や色味の選定なども表具師の仕事。書や作品に込められた思いや意図を考え、理解すること意識して取り組んでいる。

京都で再び修行、京都定住
川崎での現場経験を経て、再び京都での修行の道を選ぶ。4年間京都で表具の仕事をしてから「観玉堂」の看板を京都長岡京へ移すことを決める。
祖父の代から川崎で始まった「観玉堂」は京都長岡京で日本文化を守っていく。

修行の場は、

神奈川から

京都長岡京

作業処

表具師の仕事